アーティスト・イン・レジデンスArtist in residence

アーティスト・イン・レジデンス

2024年度「アーテスト・イン・レジデンス プログラム』公募開始!

秋田初のアーティスト・イン・レジデンス専用施設が誕生しました。 AIR STUDIOは約25坪の広さを持つダンス専用スタジオ。AIR HOUSEは10人までが宿泊可能で、自炊設備やダイニングルームも整えられています。 この施設を広く世界に開放するため、2023年度以降のアート・プロジェクトを公募します。 この施設はダンスに限らず、演劇、音楽、サーカス、大道芸などあらゆるパフォーミングアーツの育成・支援を目的としています。ただし、設立初年度である2023年度は、未だ運営に関して不慣れな点が多々あるため、コンテンポラリーダンスに限定して公募を行います。 コンテンポラリーダンスというのは、舞踊の一ジャンルではありません。コンテンポラリーとは「同時代的」ということであり、私たちが生きている現代社会に鋭く対峙する姿勢こそがコンテンポラリーダンスの真髄です。したがって、ダンスのテクニックやスキルは、それがバレエものであろうとストリートダンスのものであろうと、あるいは舞踏のものであろうと問題ではありません。 私たちが生きている現代社会に真摯に向き合う作品が、この秋田の力生まれることを願っています。


【募集内容】

■対象期間 2024年4月1日(土)~2025年3月31日(日) ※ただし、2025年9月と2025年1月の2カ月間は除きます。 ■募集する活動 募集する活動の必須条件は以下の2点です。 ・コンテンポラリーダンスの創造に関わる活動 (振付家、ダンサーの創造活動やリサーチはもとより、ダンス関係者によるレクチャー、シンポジウム等も可とする。) ・実現性が確保されている活動 (過去の活動実績、制作・実施体制、予算計画、活動規模、スケジュール、進行管理の方法が妥当だと判断される活動) ※滞在制作する作品やプロジェクトの滞在後の成果発表や公演予定の有無は選考に関わりません。リサーチやワーク・イン・プログレスでの滞在も可能です。 ※その他、対象とならない活動 ・滞在中に創作活動を伴わないもの(創造活動に関連するレクチャー、シンポジウムなどは除く) ・カルチャースクール、学生サークル、同好会等の活動 ・慈善事業への寄付を主な目的とするもの ■支援内容 活動にかかる以下の費用を免除します。 (1)AIR STUDIO、AIR HOUSE等の施設の使用料 ※原則として、広報・宣伝にかかる経費、出演者・スタッフ等の人件費、秋田までの交通費、生活費などは、応募者の負担となります。 ■応募資格 (1) 最短3日から最長1か月の範囲内で秋田に滞在し、活動できる個人・団体 (2) 日本語ないし英語でコミュニケーションが可能なこと ※それ以外の言語での通訳が必要となる場合、通訳者にかかる費用は応募者の負担となります。 (3) 日々の食事の準備、洗濯、掃除など、個人の生活に関わる身の回り管理を自身で手配できること (4) 滞在期間中、地域住民や観光客との交流活動を行う意欲があること (5) AIR STUDIO、AIR HOUSEの滞在や制作に関わる規約を順守し、違反した場合は罰金や社会的制裁を受け入れる旨の承諾書を責任者が取り交わすこと (6) 秋田までの渡航費、交通費、生活費、作品制作にかかる報酬や経費を自分達で調達できること ■採用条件 (1) 滞在期間中、「地域交流プログラム(※)」を実施し、地域住民や観光客、市民との交流活動を行うこと (2) 秋田で制作した作品や活動を発表する際の広報物に、「一般社団法人PAL(秋田市)」のクレジット表記、およびロゴマークを掲載すること (3) (一社)PALの広報・PRに関する写真、映像の利用、情報提供にご協力いただけること(ただし、滞在中の活動や滞在制作した作品に関わる著作権は、レジデント・アーティストに帰属します。) ※地域交流プログラムについて… 滞在期間中の作品創作や芸術文化活動を、広く市民の方々や観光客に紹介し、地域との交流を図るために、原則無料で成果発表や試演会、公開稽古、オープンスタジオ、ワークショップ、トークイベント、交流会などを実施すること ※滞在制作中に完成した作品の公演など、入場料を徴収する場合は、事務局と協議の上、原則入場料収入の一部を一般社団法人PALに収めていただきます。


【応募】

■応募方法 (一社)PAL(air@pal-base.org)宛てに、Eメールで締切までに必要書類をお送りください。その際、件名は「AIRプログラム2024応募」として、以下の書類を添付して下さい。 (1) 応募申請書(クリックしてダウンロード) (2) 過去作品の公演評やレビュー、もしくは推薦コメント(A4サイズ/様式任意)1部 ※原則としてE-mailのみのご応募としますが、郵送でのご応募の場合、締切日必着とします。 ※ご応募いただいた方には受付完了確認のメールをお送りします。応募後2日以内にメールが届かない場合は、(一社)PALまでお問い合わせください。 ※その他、滞在中の活動計画が分かる企画書、もしくは新聞・雑誌などの記事、批評・評論などを参考資料として提出していただいても構いません。(A4サイズで統一) ■応募締切 2024年2月29日(木)24:00必着 ※必着。期間を過ぎて到着した資料に関しては、受付いたしません。


【選考】

■選考方法 選考委員会(外部選考委員と(一社)PAL理事会によって構成)により、応募資料にもとづき選考します。選考の過程でヒアリングをさせていただく場合があります。 なお、選考についてのお問合せは受け付けておりません。 ■選考委員 山川三太((一社)PAL代表理事、『踊る。秋田』芸術監督) 高堂裕((一社)PAL理事) 鐙啓記((一社)PAL理事) 乗越たかお(やさぐれダンス評論家、『踊る。秋田』公式アドバイザー) 石井達朗(ダンス評論家、『踊る。秋田』土方巽記念賞選考委員) ■選考基準 コンテンポラリーの概念において高い意識を持つアーティストやプロジェクトを評価します。 具体的には、私たちが生きる現在の社会や環境に対して、芸術活動を通して何らかの応答がなされているか。既存のダンス概念を越えようとする意識が明確であるかの二点を評価対象とします。 ■選考結果 2024年3月末頃予定(応募者全員に選考結果をご連絡します)


【応募・問合せ先】

(一社)PAL  アーティスト・イン・レジデンス プログラム担当 〒010-0001 秋田県秋田市中通3-2-44 河北ビル2階 TEL:018-874-9037 (9:00~17:00/平日) E-mail:air@pal-base.org