主な事業Project

国際文化
交流事業

主催事業『Asia Festival Exchange』

共催事業である『踊る。秋田』の運営を通じてリレーションシップを構築したアジア各国のダンスフェスティバルとの連携事業として2018年に立ち上がった『Asia Festival Exchange」。現在は韓国のKNCDC(韓国国立現代舞踊団)、SCF(Seoul Choreography Festival)、同NDA(New Dance for Asia)、台湾Stray Birds Dance Platform、香港HDX(Hong Kong Dance Exchange)、マカオCDE Springboard、シンガポーcont.act Contemporary Dance Festival、インドネシアSAWUNG DANCE FESTIVALと連携し、ダンスによる国際文化交流を推進しています。

2019年に開催された第2回Asia Festival Exchangeで、ゲストの駐日韓国大使館文化院院長 黄星雲さんを囲んでの記念撮影。

同『パフォーミングアーツによる国際文化交流プログラム』

継続開催プログラムである『Asia Festival Exchange』とは別に、単発プログラムとしての『パフォーミングアーツによる国際交流プログラム』も推進しています。これまでに韓国国立芸術総合学校のナム・ジョンホ教授(当時)と同校の学生達を秋田県藤里町に招聘し、地元の民族舞踊「藤里駒踊り」の踊り手達とコンテンポラリーダンスを共作するAIRプログラムや、韓国の至宝で同校教授のチャンゴ奏者、キム・ドクス氏と学生達を招いてのワークショップと公演を行うなど、ダンスに囚われないパフォーミングアーツによる国際文化交流プログラムも行っています。

共催事業 石井漠・土方巽記念 国際ダンスフェスティバル 『踊る。秋田』

私達は石井漠・土方巽記念国際ダンスフェスティバル実行委員会と『踊る。秋田』を共催しています。 『踊る。秋田』は3年を一つの周期として毎年プログラムが変わります。一年目はテーマを設定して国内外のダンスカンパニーを招聘するテーマフェスティバル。二年目は「土方巽記念賞」の国際コンペティションと「石井漠記念賞」の授与。「土方巽記念賞」は「既成のダンス概念をウチやぶる意欲的な作品を選定する新人賞で、「石井漠記念賞」はダンス界に貢献した方に贈られる功労賞の性格を持っています。そして三年目は「土方巽記念賞」「石井漠賞」「オーディエンス賞」「審査員特別賞」の受賞者による受賞記念公演を行います。 2016年にスタートしたこのプログラム方針に従えば、第2回「土方巽記念賞」国際コンペティションは2020年に開催される予定でしたが、同年は世界を襲ったコロナ禍のために中止となり、コロナ禍を考慮して国内在住ダンサーのみで開催されるはずだった「踊る。秋田賞」国内コンペティションも、秋口に秋田市内でコロナのクラスターが発生したためにまたまた中止に追い込まれました。 2020年はコロナ禍が治まるのを待って、例年10月に開催している『踊る。秋田』を12月開催とし、再び国内在住ダンサーを対象に「踊る。秋田賞」国内コンペティションを開催します。



アーティスト
イン
レジデンス

秋田を世界の文化交差点とすることを目標に、2022年、秋田市内にArtist in Residenceのための施設をオープンしました。最大10名まで宿泊可能なAIR HOUSE、20坪(66m2)の広さを持つAIR STUDIOは、ダンサーのみならず、広く世界のパフォーミングアーティストに開放されています。



ワーク
ショップ

これまでにも『踊る。秋田』で来秋したダンサーによるワークショップを開催して来ましたが、AIR体制が整った本年(’22年)からは、AIRのために来秋したアーティストによるワークショップを精力的に展開していく予定です。



講座

『踊る。秋田』で定期的に開催してきた「ダンス寺子屋シリーズ」をはじめ、内容をダンスのみに限定せず、様々な講師を招聘し、パフォーミングアーツに関する「講座」を計ザク的な開催していく予定です。



コミュニ
ケーション
研修

当法人の代表理事、山川三太はNPO法人日本キャリア開発協会のCDA(Chialia Development Advisor)の向上研修をはじめ、各企業や大学などでコミュニケーション研修「ドラマメトリクス」の代表講師を勤めてきました。 ドラマメトリクス」は、劇作家・演出家の平田オリザ氏の監修によって開発された演劇メソッドを用いたコミュニケーション研修プログラムです。この研修はは3つのプログラムによって構成されています。 1つは「インタラクティブドラマ」。 これはミラー効果、思考促進、論理的思考などの効果が期待できるブログラムで、集団内で現実に課題となっているポイントをヒアリングし、そこからドラマ台本を作成。それに基づいてプロの俳優が受講生の前で5分〜10分程度のドラマを演じます。その後、受講者が観劇の感想を述べていきます。たとえば、「あの上司の言い方はひどい。高圧的だ」と述べると、それに対して俳優は役柄を保持したまま、「どこが高圧的なんですか。あの程度で高圧的だと言われたら部下の指導なんて出来ませんよ」という具合に反論していきます。受講生はその上司役の俳優を納得させられるかどうか。虚々実々のかけひきが始まります。 2つめは「シアターゲームとエチュード」。 これは自分のコミュニケーションのあり方を考えるためのプログラムです。俳優の訓練術を応用した様々なゲームを体験しながら、普段の自分のコミュケーションのあり方を振り返ります。たとえば「Yesandゲーム」。相手の女性が「人生の一番の楽しみはスイーツ。スイーツって最高だよね」と話しかけてきたとき、甘い物が大の苦手のあなたは彼女の言っていることに対し、まず全面的に「Yes」と肯定し、その後に友好的に話を進めなければなりません。 そして最後はプロフェッショナル・ロールプレイ(Professional Role Play=PRP)。 これは予測不可能な展開に対応する実践的研修プログラムです。通常の研修では最後の仕上げに受講者同士のロールプレイを行います。しかし、受講者同士のロールプレイでは、予測範囲内の出来事しか起こりません。それに対してPRPではプロの俳優が相手役を務めます。彼らはプロですから、どんな役柄もリアルに演じ分けることが出来ます。少しきつい言い方をされた部下役が突然泣き出したり、お客様役が本気で怒り始めた時、あなたはどんな対応が出来るでしょうか。PRPでは予測不可能な展開に対して即座に対応していく力が試されます。 これまでは東京を中心に全国で行われてきた「ドラマメトリクス」ですが、これからは秋田を中心に実践的な研修を展開していきます。